2016年2月17日水曜日

UE4極本を4.10.2でやって困ったこと(コリジョン)

前回に引き続きUE4極本を4.10.2でハンズオンしたときに困ったことです。(書籍内では4.7.6を推奨しています)

今回も自力では解決策がないので、誰かご存知の方がいたら教えてください!

(1) オートコンベックスコリジョンの設定値が違う

「7.4.5より複雑なコリジョンをつける」の手順4に出ているスクリーンショットでは、オートコンベックスコリジョンの設定は以下の2つです。

  1. マックスハル
  2. マックスハル(頂点)
しかし4.10.2ではこの設定値が違っていて、以下の2つになっています。

  1. 精度
  2. マックスハル(頂点)
オートコンベックスコリジョンの設定値
書籍の設定では「マックスハル:4」「マックスハル(頂点):12」なので、「精度:0.3」「マックスハル(頂点):12」だと同じような感じになるのかな?と思ったけど違うらしい。

と、いうのが次の困った事なのですが・・・。

(2) オートコンベックスコリジョンの結果が全然違う

パラメータの名前が変わってもなんとか調整すればなんとなく同じようになるかな?と思って試してみましたが、色々やっても全然結果が違うんです。

オートコンベックスコリジョン適用後のコリジョン
書籍のものと比べるとかなり精度が悪い・・・。
パラメータをMAXまで上げてもやっぱりダメなようで。

調べてみるとUE4.8からオートコンベックスコリジョンのアルゴリズムが変更になったみたいです。
新規:Auto Convex Collision (自動凸型コリジョン) のメッシュを改善
スタティックメッシュ エディタを使用して、モデルのコリジョン メッシュを自動的に生成すると、生成されたメッシュの品質は非常に高くなり、より迅速に完了します。

恐らく複雑な形状に対しての精度は上がったのかもしれませんが、その影響か比較的単純な形状は苦手になってしまったような気がします。凸包アルゴリズムに詳しくないので、何がどうとは言えませんが。

そのため、こういった比較的単純な形状の場合は10DOPコリジョン(Z軸)とかの方が良いかもです。
とりあえず自分は「10DOP-Z 単純化コリジョン」で進めようかなと思ってます。

10DOP-Z 単純化コリジョン適用後
ちなみにスクリーンショットは「10DOP-Z 単純化コリジョン」を適用後、スケールグリッドスナップを「0.0625」と小さい値にした上で、ちょっと縮小させてます。

これから進めていって問題があればオートコンベックスコリジョンに戻そうと思いますが、とりあえずこれでやってみます。

Unreal Engine 4で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶUE4ゲーム制作プロジェクト
Posted with Amakuri
湊 和久
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